罠〜トラップ〜

2005年4月3日
「この写真の中でどの娘が一番かわいい?」
彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべながら僕に尋ねてきた。
「う〜ん、そうだなぁ、この娘かな」
僕はぱっと見で目に付いた娘を指さした。
それが罠であるとも気付かずに…

僕の名前はグラファイト。某男子高校に通う3年生だ。
テニス部に所属している。高校最後の大会ももう近い。
そんなこんなで、僕は女の子と出逢う機会なんて
全然なかった。そう、それは本当に突然の事であった。
僕に彼女が出来ようとは…

ビッグイベントが起きたのは昨日の帰り道。
偶然にも中学時代の同級生と遭遇して、どうやらその人も
テニスをしているらしかった。そこでテニスの話題で
盛り上がり、今日もこうして会う約束をした。

明日はシルクカップのダブルスの試合がある。そこで彼女と一緒にダブルスについて話し合いながら戦略を考えていると、いきなり彼女が僕に写真を見せてきて、こう訊ねてきたのだ。
「この写真の中でどの娘が一番かわいい?」
と。今振り返ってみると今までで人生最大の過ちであった。
「う〜ん、そうだなぁ、この娘かな」
よく写真を見ようとせずに、ぱっと見で適当に答えてしまったのである。
その写真の中に彼女が写っているとも知らずに…

すると彼女は写真を取り上げ、走って去っていってしまった。どうやら、僕は不運にも、彼女の隣に立っている娘を指してしまっていたらしい。誤解を解こうにも、まだメアドすら訊いてない。僕は為す術もなく、家に向かった。

・・・・・・・・・

♪エンディングテーマ「罠〜トラップ〜」

それ以来、僕は彼女と会うことはなくなった。こうして、僕の短い青春は幕を閉じたのである。明日はシルクカップの決勝だ。絶対に優勝してやる。
                                              終わり

尚、このストーリーはフィクションであり、実在の人物とは一切関係御座いませんのでご了承願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて、そんなこんなで明日はシルクカップダブルス予選の1回戦。シングルス見たいなヘマは絶対にしません。負けるなら自分より強い人に負けます。でも、僕たちは優勝するから負けませんw

それから、一つ自慢があって、フジカップという大会で1、2、3位がうちの学校の人でした。これって結構凄くないですか?まぁ、別に僕の自慢って訳じゃないんですけど、仲間として嬉しかったんでついつい書いてしまいました。この調子で春の大会の団体戦も勝ち抜いて欲しい物です。

ちなみに冒頭部分に書いた変な物語はノリで適当に書いてみましたwちなみに今日のはBadEnd版です。GoodEnd版も考えたのですが、今日はBadEndのみを書いてみました。GoodEnd版だと完全に僕が妄想癖っぽく思われてしまいそうなのでwBadEndなら、まだネタの範疇に収まる程度なんですけどねwそんなわけで、今日は止めておきます。またの機会にでも。

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